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2019年4月8日

10623:日焼け防止剤入り保湿剤乳液の使用は、顔やまぶたの領域をカバーする点で日焼け止めクリーム剤より劣っている:プロスワン記事紹介

清澤のコメント:日焼け防止剤入り乳液状保湿剤ではクリームの日焼け止め剤よりも眼瞼での日光遮断が弱い。つまり眼瞼基底細胞癌の発生を予防できない可能性があると言いたいようです。

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エリザベスAJローレンコ他 原典⇒:https://doi.org/10.1371/journal.pone.0212548

公開日:2019年4月3日

要旨

多くの乳液タイプ保湿剤(モイスチャライザー:moisturisers 、)には、日焼け止め剤(sunscreens)に含まれるものと同等の日焼け防止剤(sun protection factors :SPF)が含まれています。 しかしながら、SPF保湿剤の塗布がなされた被覆および与えられた皮膚の保護の観点から日焼け止め剤とどのように比較されるかについての研究は欠如している。 以前に我々は、日常の日焼け止めアプリケーションでは、利用者がまぶたの領域を不完全にしか覆っていないことを示した。 ここでは、日焼け防止剤入りの保湿剤利用者もこれらの傾向を示しているかどうかを判断することを目的とした。 84人の参加者(男性22人、女性62人、年齢18〜57歳)の研究母集団に紫外線を照射し、2回の個別訪問で三脚を取り付けた紫外線感受性DSLRカメラを使用して撮影した。

 1回目の来診時に、SPF30の日焼け止め剤または保湿剤のいずれかを塗布する前後に画像を取得し、そして2回目の来診時に他の配合物を用いて試験を繰り返した。 顔の場所識別のために画像を処理し、続いて色相彩度値の分画地図化を行って、覆われていたあるいは覆われていない顔の領域を識別した。分析は、顔全体の面積が見逃されたという点で、保湿剤の適用が日焼け止め剤よりも有意に悪いことを明らかにした(SPF入り保湿剤がカバーできなかった部分の16.6%と比較して日焼け止め剤では11.1%がカバーできていなかった (p<0.001 paired t-test)。 この差は、主にまぶた領域の被覆の不足によるものであった(日焼け止め剤で14.0%をカバーできず、SPF入り保湿剤では20.9%、p <0.001)。 研究後のアンケートの分析では、参加者が彼らの不完全な皮膚の保護に気付いていないことを明らかにした。 二次分析では、男性ではカバレッジが改善され(p = 0.05)、保湿剤のみで比べると、肌の色が濃い参加者では被覆は改善されていた(p = 0.02)。これらのデータを総合すると、保湿剤の適用頻度の増加という点では潜在的な利点があるにもかかわらず、癌のリスクが高い顔面の領域がそれでは保護されていない可能性が高いことを示している。 そのため、代替の日焼け防止戦略を推進する必要がある。

Categorised in: 結膜炎・花粉症・ものもらい (結膜疾患)