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2019年4月8日

10620:寄生虫は顔面にも住みつく:記事紹介

「顔に何かいる…」寄生虫は顔面にも住みつく レジャーシーズンに気をつけたい予期せぬハプニング:記事紹介

清澤のコメント:これほどの明白な寄生虫は見たことが有りませんが、ダニが睫毛にしがみついていたり、眼に入ったごみが実は小さな昆虫だったという症例の経験はあります。ネット記事を紹介されたのは直近ですが、記事は昨年のものですね。動画もご覧ください。

2018年07月04日(水)18時15(ニューズウィーク日本版ウェブ編集部)

<屋外のレジャーには不測の事態がある。田舎に遊びに行ったり、魚釣りをしたり、楽しい時間を過ごしたら寄生虫を連れ帰ってしまうなんて>

「それ」は突如として目の下に現れた。

ロシアに住む32歳の女性は、このときは小さな傷だと思ってさほど気にしなかった。しかし2週間後、この小さな傷が自ら動くのを目撃し、自分の身に異変が起こっていることをようやく理解した。そう、彼女の顔の皮膚の下に寄生虫が住みついていたのだ。

蚊に刺され予期せず「寄生虫オーナー」に

6月21日に医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」(
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1716138 )で報告されたこの症例は奇妙なものだった。

女性は動く傷を認識してもすぐに病院に行かずに、自分の顔に住みついた得体の知れない「何か」の記録を溜めていた。ある日はまぶた、違う日には唇と顔面の異常を自撮り。たまにかすかにかゆみを感じるくらいで、そこまで不安に感じなかったそうだ。

それから10日後、上唇の左側が大きく腫れあがり流石にまずい事態に。原因として思い当たるのは、モスクワ郊外の田舎に遊びに行った際にたくさんの蚊に刺されたことだった。

全長10センチメートルまで成長

 女性はロストフ・ナ・ドナのロストフ州立医科大学に駆け込んだ。診察の結果、女性の皮膚の下に潜んでいたのはジロフィラリアという寄生虫(ストレーツ・タイムズ紙)。すぐに手術を受け、全長10センチメートルにまで成長したジロフィラリアが摘出された。小さな切開部から寄生虫を除去するのは15分ほどで済んだ。

ロストフ州立医科大学のウラジミール・カルテシェフ医師がCNNに寄せたコメントによると、このジロフィラリアは通常イヌやその他の肉食動物に寄生するという。今回のロシア人女性のようにヒトに寄生するのは稀ながらも、蚊に刺されることでジロフィラリアの幼虫が体内に入ることがあるそうだ。事実、カルテシェフはこれまでに同じような症状の患者を少なくとも10人確認した。

「まつ毛が入った」違和感の正体は14匹の寄生虫

今回のケースでは寄生虫が入り込んだのは皮膚の下だったが、今年2月には目に寄生したケースも報告されている。学術誌「American Journal of Tropical Medicine」に掲載された情報によると、アメリカ人女性アビー・アビー・ベックリー(26)は、アラスカ州でサケ釣りを楽しんでいる時に左目に「まつ毛が目に入ったような」違和感を覚えた。

何日経っても不快感は消えず、意を決してまぶたの裏の赤くはれた部分を自力でつまみ出した。取れた物体を見ると、もちろんまつ毛じゃない。うごめく小さな虫だった。

(目から出てきた寄生虫) QMk6OBCr.jpg

後に分かった寄生虫の正体はテラジア。牛に感染するとされていて、ベックリーはヒトに感染した初めてのケースと大きく報じられた。ベックリーの目から出てきたテラジアは最終的に14匹だった。

これから夏本番で楽しいシーズンが始まるが、国内でも海外でも屋外でのレジャーに興じるときには不測の事態があることも頭に入れておきたい。

Categorised in: 結膜炎・花粉症・ものもらい (結膜疾患)