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2018年10月2日

10155:結膜粘液腫:症例報告の紹介

Arch Ophthalmol。 2006; 124:735-73。

清澤のコメント:粘液腫というと心臓の腫瘍かと思っていましたが、結膜でも実際に出会うことが有るのですね。心臓などとともに結膜にも出る場合も考慮しないといけないようです。

粘液腫は、原始間葉におそらくは由来する良性の軟部組織の腫瘍です。豊富な粘液様の物質を含む、緩い網状のレチクリン線維と、比較的少数の紡錘形おあるいは星型の細胞によって組織病理学的には特徴付けられる。
間質の基質はグルコサミノグリカンおよびヒアルロン酸が豊富であり、コラーゲンおよび血管構造は乏しい.粘液腫は限局性の疾患として、あるいは、皮膚および心筋粘液腫、多発性色素病変、内分泌過活動を含むCarney複合体の成分として現れることがあり、重大な罹患率および死亡率をもたらすこともある。粘液腫は最もありふれた原発性心臓腫瘍である。この腫瘍は、骨格筋、骨、皮膚、泌尿生殖器系、胃腸管、鼻腔に発生する可能性がある。眼の構造物を侵すことが有り、眼瞼、眼窩、結膜でも認められている。眼科病理検査室に提出された2455の結膜病変の総論では、結膜粘液腫を有する患者は4人(0.002%)のみであった。結膜病変を有する1643人の患者の臨床統計では、粘液腫は1例(0.001% )であった。結膜粘液腫はまれであり、無色素性母斑、無色素黒色腫、扁平上皮癌、脂肪腫、嚢胞などその他の結膜腫瘍ト似ていることが有る。我々は、黄色で透明で有り、組織病理学的検査によって結膜粘液腫であることが判明した症例を報告する。

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