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2018年6月15日

9942:咽頭結膜熱 流行期間に突入:記事紹介

IE00000266_01咽頭結膜熱 流行期間に入りつつある 2018614日更新

 

 .咽頭結膜熱 定点あたり報告数 年次別・週別推移(2018年は第22週まで)

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏 

5月連休明け、咽頭結膜熱の患者数が増加。今後6月中は高い水準で患者数が推移するものとみられます。例年6月は、1年で最も患者数が増加する時期であり、今後の咽頭結膜熱の流行には注意が必要です。

咽頭結膜熱は、別名プール熱とも呼ばれています。春から夏にかけて流行する感染症です。感染力は強力です。直接接触だけではなくタオル、ドアの取っ手、階段やエスカレーターの手すり、エレベーターのボタン等の不特定多数の人が触る物品を介した間接接触でも感染が広がります。

なお、プール熱という名前の方が一般的に知られるようになり、プールに入ったら感染してしまうなどのイメージを持っている方もいますが、残留塩素濃度の基準を満たしているプールの水を介して感染することはほとんどありません。

地域別情報

2018/5/286/3(22)の速報データによる定点当たり報告数が多い順・新潟県、鳥取県、宮崎県、鹿児島県、山形県

 

症状

主な症状は以下の3つです。

・発熱

・咽頭炎(咽頭発赤、咽頭痛)

・結膜炎(結膜充血、眼痛、流涙、眼脂)

 

眼症状は一般的に片方から始まり、その後他方にも症状が現れます。

潜伏期は57日とされています。

ただし、生後14日以内の新生児に感染した場合は全身性感染を起こしやすく、重症化する場合があることが報告されています。

感染経路

感染経路は通常、「飛沫感染」、または手指を介した「接触感染」です。また、結膜や上気道からの感染もあります。

治療方法

特異的な治療方法はなく、対症療法が中心となります。眼の症状が強い時には、眼科的治療が必要となることもあります。

予防法

主に接触感染で伝播し、感染力は強力です。予防には感染者との密接な接触を避けること、流行時に手指の消毒をしっかりと行うことです。

  タオル、階段やエスカレーターの手すり等の不特定多数の人が触る物品による間接的な接触で感染するため、流行期間中はしっかりと手を洗うことを心がけてください。
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清澤のコメント:流行性角結膜炎とこの咽頭結膜熱の違いは何か?まず原因ウイルスは共にアデノウイルス。国立感染症研究所の記載によれば以下の通り:

咽頭結膜熱(プール熱):主としてアデノウイルス3型による。 1日の間に39~40度の高熱と、37~38度前後の微熱の間を、上がったり下がったりが4~5日ほど続き、扁桃腺が腫れ、のどの痛みを伴う。その間、頭痛、腹痛や下痢を伴い、耳介前部および頸部のリンパ節が腫れることがある。加えて、結膜炎症状がみられる場合、咽頭結膜熱と診断される。咽頭結膜熱は学校保健安全法上の学校感染症の一つであり、主要症状がなくなった後、2日間登校禁止となる。

流行性角結膜炎(EKC):アデノウイルス8型、19型、37型および53型、54型、56型等の新型アデノウイルスによる。 目が充血し、目やにが出るが、咽頭結膜熱のように高い熱はなく、のどの赤みも強くはない。結膜炎経過後に点状表層角膜炎を作ることが多く、幼小児では偽膜性結膜炎になることがある。 流行性角結膜炎は学校保健安全法上の学校感染症の一つで、伝染の恐れがなくなるまで登校禁止となる。

 

Categorised in: 結膜炎・花粉症・ものもらい (結膜疾患)