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2010年4月27日

1390 眼瞼炎(眼瞼縁炎、眼瞼皮膚炎)の診断と治療

眼瞼炎(眼瞼縁炎、眼瞼皮膚炎)

zu眼瞼炎(眼瞼縁炎、眼瞼皮膚炎)はまぶたの炎症で、主にまつ毛の根元付近(図の2)に起こるものを眼瞼縁炎、主にまぶたの皮膚(図の1)に起こるものを眼瞼皮膚炎とよんでいます。

眼瞼縁炎

blephalitis infectious
 眼瞼縁炎には、まつ毛の毛根それに脂腺や汗腺にブドウ状球菌が感染して起きるものと、皮脂腺の分泌過剰による非感染性のものがあります。
 
 眼瞼縁炎では、左右両側の眼瞼縁の発赤、発疹、ただれ、痂皮などを生じます。慢性化しやすく、重症例では睫毛乱生やまつ毛の欠損、皮膚の肥厚、まぶたの変形を生じます。

 眼瞼縁炎では、まぶたを清潔にすることが重要で、温タオルで温めたうえでまぶたの縁を洗浄します。くわえて抗菌薬の点眼や眼軟膏を塗布します。ステロイドの局所併用も行います。
眼瞼皮膚炎では、アレルゲンとの接触を避け、ステロイドの入った軟膏を塗ります。

blepharitis clonic
眼瞼皮膚炎
 眼瞼皮膚炎は、外来物質が原因で起こる皮膚のアレルギー性炎症です。原因物質にはさまざまな点眼薬や軟膏の成分、化粧品、食品類、金属や皮革等が含まれます。

 眼瞼皮膚炎では、まぶたの皮膚のかゆみを伴った発赤、紅斑、腫脹が起きて、やがて水疱などができて皮膚がただれ、角化した表皮が鱗屑となって落屑を起こします。

 感染性のものを見分けるため、細菌培養が行われます。非感染性の眼瞼皮膚炎ではなるべくアレルゲンの同定を行い、それとの接触を避けさせますが、原因が特定できないこともあります。

eeこれらの疾患の治療は、アレルギー性のものでは弱いステロイド剤の眼軟膏(0.25%プレドニンやネオメドロールEEを1日3回)や軽症ならフラビタン眼軟膏(1日4回)を使います。

tari

また細菌感染ではタリビッド眼軟膏(1日3~5回)が、またヘルペス感染ではゾビラックス眼軟膏(1日5回)の使用等が考えられますが、いずれも専門医の指示が必要です。

Categorised in: 結膜炎・花粉症・ものもらい (結膜疾患)