すっかり暖かくなり、杉並区でも梅の花が咲いています。江東区ではもう少し前から咲いていました。
花粉症の患者さんが急増しています。この季節は、見落としなく、かつ特に素早く患者さんに対応しなくてはなりません。
ホームページやランディングページについての提案を複数受けています。
当医院のホームページも古くなりました。様々新しいシステムのページ構成が出て来ている模様です。
このブログの各記事には登録者だけに読める「続き」は有りません。種々検討の結果、その記述の消し方が解りません?。
目指せ1万ページ。
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9680:眼科在宅・遠隔医療モニタリングデバイス「PBOS」:記事紹介
眼科在宅・遠隔医療モニタリングデバイス「PBOS」の臨床試験実施に対する承認を研究倫理審査委員会より取得
清澤のコメント:様々な経緯(https://www.kiyosawa.or.jp/archives/54651866.html)も報じられていたアキュセラ社は、窪田製薬ホールディングス株式会社及びその子会社アキュセラ・インク (米国)を通じて在宅・遠隔医療モニタリングデバイスである超小型モバイルOCTの開発を進め、研究倫理審査委員会(IRB: Institutional
Review Board)から臨床実験の承認を得たというプレスリリースを出した模様です。
このプレスリリースをみますと、機材の開発は新しい薬剤の開発よりも期間が短くて可能であるという事です。
今回の記事では、研究倫理審査委員会(IRB: Institutional Review
Board)が何処の機関(大学?)の委員会で有るのかは明示されてはいませんでした。
現在、あらゆる臨床研究はいずれかの組織のIRB承認を受ける必要があります。
実際には、当該大学の学内で行われる研究に承認を与えるだけの委員会と、オープンに関係ない組織の研究に対しても有料で審査をし、内容が良ければ承認を与えるという委員会が存在します。
真面目に開発を続けていただき、このような記事で株価の暴騰や暴落が起きないと良いと思います。
---プレスリリースより引用---
窪田製薬ホールディングス株式会社(以下「当社」)は、当社100%子会社のアキュセラ・インク (米国)が開発する在宅・遠隔医療モニタリングデバイスである超小型モバイルOCT(*1)「PBOS」(Patient
Based Ophthalmology Suite)の開発に関し、研究倫理審査委員会(IRB:
Institutional Review Board)(*2)より米国で臨床試験を実施する承認を得ましたのでお知らせいたします。
この度の臨床試験では、デバイスの試作機を用いて各機能を検証します。
約10人の健常者と約30人のウェット型加齢黄斑変性や糖尿病網膜症など血管新生を伴う網膜疾患患者の網膜の状態をPBOSで測定を実施し、その精度と解像度を評価します。
健常者のグループは1日目と最終日の35日目に、患者グループは1日目、30日目、最終日の35日目に測定します。この臨床試験で得られたデータに基づき、超小型OCT装置の完成に向けた最終段階の開発を進めていく予定です。
医療機器の開発は、臨床試験を通して医療機器としての安全性や性能を確認しながら、製品化に向けて改良を進めてゆくため、上市の確実性が高いのが特徴です。
同時に、第1相から第3相と長期に渡る臨床試験で仮説を検証する必要がある薬剤の開発と比べ、臨床試験も含めた開発期間は大幅に短くなります。
眼科医であり、当社の代表執行役会長、社長兼最高経営責任者である窪田良博士は、「当社は、治療効果を高めるソリューションに繋げるための医療デバイスとしてPBOSを開発しています。
網膜疾患の進行を抑える手段としての位置づけを目指すべく、臨床試験を開始できることを嬉しく思います。
何より、患者さんが積極的に治療に参加できることが長期的な治療には大事なことですので、実現に向けて開発に取り組んでまいります。」と述べています。
(続く:https://www.kiyosawa.or.jp/archives/54808699.html)
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9679:寝ている間に視力矯正:「オルソケラトロジー」の紹介記事:
<寝ている間に視力矯正>
特殊コンタクト 未成年にも許可 ユニバーサルビュー 21年の利用者4万人を見込む
清澤のコメント:「オルソケラトロジー」の紹介記事です。
今までの記事になかった具体的な数値が書き込まれています。
日本コンタクトレンズ学会でも慎重処方ながら小児への処方を容認し、これから急速に普及することが期待されています。
当医院でもユニバーサルビュー社のレンズを早くから採用してきました。
当医院の担当者に数えてもらったところ、装用練習などまで行ったものが53名、このうち8名はレンズ処方決定に至らず。処方して一度オルソレンズ装用を開始した後に、眼鏡またはコンタクトレンズに変更した人が5人。
残りの40人が現在も使用中です。
累計5000人の使用者ということを見ますと、全国の患者の1%程度が当医院の患者さんということになります。
――記事の引用―――
寝ている間に特殊コンタクトレンズで視力を矯正する治療法「オルソケラトロジー」をめぐり、日本コンタクトレンズ学会が未成年の使用を認めた。ベンチャーのユニバーサルビュー(東京・千代田、鈴木太郎社長)は医師らに講座を開いて製品を説明している。同社では累計5000人の利用者がいるが、2021年に4万~5万人に増えるとみている。
学会はガイドラインでオルソ治療法の使用を20歳以上としていた。
拘束力はないため子供に使われることもあったが、海外で普及していることや成長期の子供の頃から治療をすることで近視の進行を抑えられるとの学説を受け、改定を求める声が高まっていた。
学会は17年12月、市販後の調査結果や大学での研究成果などを踏まえ「慎重処方」を条件に正式に未成年の使用をガイドラインで認めた。
クイーンズアイクリニック(横浜市)の荒井宏幸院長はガイドライン改定を受け「未成年に処方をためらっていた医師も提供しやすくなる」と話す。
オルソ治療のコンタクトの製造販売承認を取得している企業は国内に4社しかない。ユニバーサルビュービューが市場の半数を握っているとみられる。
▼オルソケラトロジー近視や乱視の患者が角膜の形を矯正するハードコンタクトを装着して就寝し、日中の裸眼視力を回復させる治療法。朝起きてレンズを外しても角膜の形が維持されている間は裸眼で過ごせる。レンズには角膜の形を変化させるゾーンとレンズを安定させるゾーンの複数のカーブからなる。
全国でオルソの治療を提供する眼科施設は約500件で、同社の製品はうち300件で取り扱われている。
シードや眼科製品販売のニデック(愛知県蒲郡市、小沢素生社長)など代理店が医師向けに全国で講習会を開き、ユニバーサルビューが専門スタッフを派遣。技術や治療に関する知識を伝える。消費者にも子供や親向けの媒体を通して顧客との接点を増やす。
(続く:https://www.kiyosawa.or.jp/archives/54808673.html)
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9673:日本史の内幕 – 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで
磯田道史/著
シリーズ名中公新書 中央公論新社 250p
清澤のコメント:
商品の説明
西郷隆盛の性格は、書状からみえる。豊臣秀頼の父親は本当に秀吉なのか。著者が原本を発見した龍馬の手紙の中身とは。司馬遼太郎と伝説の儒学者には奇縁があった―日本史にはたくさんの謎が潜んでいる。著者は全国各地で古文書を発見・解説し、真相へと分け入ってゆく。歴史の「本当の姿」は、古文書の中からしかみえてこない。小説や教科書ではわからない、日本史の面白さ、魅力がここにある!
目次と本の中の面白い小話(清澤の採録)
第1章 古文書発掘、遺跡も発掘:岡崎には家康のみならず秀吉も在住した時期が有ったらしい。
第2章 家康の出世街道:家康が信玄に負けた戦において、徳川家は武田よりも少数であったが、織田の援軍を3000でなく20000と読めば、無謀な戦ではなかったと知ることが出来る。
第3章 戦国女性の素顔:信長は徳川家康の元妻である「築山殿」と背いた荒木村重の妻「だし」と、2人の美女を殺害して、市民を敵に回し、やがて失脚するに至ると説明する。
第4章 この国を支える文化の話:様々なトリビアが紹介されているが、昭和初年の美容整形が眼科医には面白い。目を大きく見せる目の整形手術は日本で発達したという。丸ビル眼科を経営した内田孝蔵がその初めで、関東大震災で怪我した人の治療に起源が有ったという。161ページ。
第5章 幕末維新の裏側:旧幕府軍のフランス式歩兵が前に出てくれば負ける戦いだった。西郷らは鳥羽伏見の戦いを勝てないと考え、天皇を山陰道に逃がしてはと協議していたらしい。
第6章 ルーツをたどる:卑弥呼の時代世界人口が2億にたいし、日本人口は60万で0.3%だった。最高になったのは元禄時代で世界が60億人、日本が3000万人。世界人口の5%を占めていた。現在は60億人中の1億2千万で2%だという。今後21000年には0.75%に減ずるという。
第7章 災害から立ち上がる日本人 :武家や土地持ちの豪商らの金持ちが、江戸の火災のたびに屋敷を立て直し、結果的に火災は大工など庶民に富を分配する機能を持っていた。
こんな所でいかがでしょうか?
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第15回「眼瞼・顔面けいれん友の会」例会プログラム
2018年3月17日(土)13:00~(受付開始 12:15)
会場 : 興和株式会社 東京支店11階 大ホール
会の挨拶 (友の会代表 東海林)
お話 若倉雅登先生
(井上眼科病院名誉院長)
「眼瞼けいれんへの対処-薬物と手術の功罪」
講演 尼崎賢一先生(三井記念病院・脳神経外科)
「顔面けいれんの手術について」
お話 清澤源弘先生
(清澤眼科病院 院長)
「眼瞼痙攣の手術治療:海外文献からの考察」。準備開始しました。
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◎病院ナビ(https://byoinnavi.jp/clinic/8139)で眼瞼痙攣治療の新患予約できます
◎遠方の患者さんの場合、あらかじめ「MRI撮影」の枠や「視野測定」の枠も予約段階で押さえ、一度の来院で2週間後程度で結論が見えるようにしますので、予約電話の時に職員にその旨もお伝えください。
眼科医療に関するご質問は「患者の気持ちの質問箱」にお寄せください。
受診予約は電話 03-5677-3930
ネット予約ページ はこちら
Categorised in: 清澤眼科医院通信