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2018年2月23日

9628:東京・涙道涙液研究会聴講印象記

第6回D&D Tokyo(dacryology and dry eye in Tokyo)品川を聞いて来ました。多くの協賛会社が加わっておられ、杏林大学の山田教授は次回のフォーサムの内の2学会の会長も控えているそうです。

特別講演①涙道内視鏡を併用した涙道疾患の進め
すぎもと眼科医院 杉本学 先生
まずは涙道内視鏡の洗浄方法から解説。ビデオを多用して、様々な涙道内の様子を提示されました。涙小管内は白く重層上皮で強いが、鼻涙管はピンクで円柱上皮なので傷つけやすいなど、お話が新鮮でした。聞き易いお話でしたが、メモを取らずに聞いてしまったので、お話全体が再現できず残念。

特別講演② ドライアイと流涙症
愛媛大学 白石敦 教授
吉野先生のご紹介によると、大学の同級生で、キャリアを外科医ではじめ眼科に転向して教授まで上り詰めた先生だそうです。
唐辛子成分カプサイシンに対する流涙に関連する受容体を紹介されした。眼表面温度は外気に触れているので体温よりも低い。ドライアイでは眼表面の温度が下がり、反応性流涙で体温に近い温度の涙が分泌されることで眼表面温度に近づく方向で上がる。その過程にTRPV1, TRPV4それにTRPM8などのトリップ受容体スーパーファミリーに属する受容体が関与しているというお話でした。今後もこのお話はさらに完成されたものに進化してゆきそうです。
私もその昔、カプサイシンオレオレシンを含む唐辛子催涙スプレーによる事故例を見たことが有って、このブログでも取り上げたことが有りました。カプサイシン受容体には多少興味がありました。

Categorised in: 清澤眼科医院通信