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2018年2月18日

9617:第2回相澤正樹陶芸展から涙壺とは?

泪壺:(写真準備中)

今朝は今回の相澤正樹さんの個展に家内と子供、それに愛犬2頭を連れて出かけました。会場は当医院の院長室なので、今日は診療もないので誰も来訪者が居ないのではないかと心配しつつやってきました。相澤さんの奥様と私の家族は、今日が初対面でした。

今回の相澤さんの作品展には直径4センチ高さも5センチ程度の小さな花瓶または徳利型の壺も10点ほど出品されています。その昔、仙台市で宝塚歌劇団の公演があった時に当時の工房相陶苑併設の喫茶コーナーを、団員が訪ねてくれました。その晩、小さな壺に革ひもを付けた相澤正樹先生の涙壺を、近くの宿に泊まった団員にお届けしたという話を先代正巳先生にに伺ったことが有りました。今回少し調べてみると、「古代ローマでは悲しみから流す涙を入れるために使われていたものだそうです。又、戦地に赴く夫を思い、妻が流した涙を入れておいたという説もあるとのこと。」と説明しているページがありました。「涙壺一杯に妻の涙がたまると、出征兵士は無事に帰宅する」という話もあるというのが相澤正樹先生の追加の説明でした。

作品の涙壺は一つ一つが手作りで、同じ形の物も、同じ色の物もありません。私の想いとしては、今からの季節ならタンポポ一輪程度を生けて机の上に置いてもも良よさそうです。また、卒業式のシーズンに親しい別れ行く友人に贈るのにも良いのではないでしょうか。

前回の作品展で皿やボールなどの食器を入手し、実際に家で料理を盛った美しい写真(写真準備中)を提供してくれた職員が居たので、それもパネルにして飾ってあります。前回は馬上盃などの酒盃も多数展示されましたが、診療所にはそぐわぬという声もあり、今回の酒器は僅かです。

FullSizeRender相澤先生は日展にも何回も入選している芸術家として著名な陶芸作家ですが、芸術家としてのセンスを散りばめながら、家庭で使いやすくご愛用いただける日常の品を作ってお渡しするのも、市井の陶芸作家の仕事とお考えになっているのが感じられます。程よい職人の技の部分と芸術家の美意識部分の共存です。また、陶芸に馴染んでいただくために工房や出張先などで開く陶芸教室にも常時力を入れておいでです。

IMG_3970会場に着いてて見ましたら、長野県の大町市に有る相澤さんの工房の大家さんご夫婦が子供さんを連れて川崎市から来てくださっておられました。彼の工房は大町市が町おこしの目的で、大町市に移住したい意思のある人と、住む人のいなくなった空き家を周旋して人の住む街にしようという運動の中から纏まったお話だったそうです。ですから、おばあさんが実際に使っていた2竿の和ダンスも綺麗に塗装し直して、今回は涙壺他の陳列棚に使わせていただいています。

展示は来週末まで続けますが、相澤先生は今晩から来週水曜日まで展覧会場を離れて、一旦は工房に戻られます。そのため、月曜から水曜までは当医院の職員が交代で留守番に入る予定です。

当医院開院15周年のお祭りとしての第2回相澤正樹陶芸展です。会場は医院とは別室なので、医院への受診は不要です。皆様お誘いあわせの上ご参集ください。

Categorised in: 清澤眼科医院通信