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2017年12月27日

9467:米軍退役軍人の検診です。

本日の午前は米軍退役軍人の検診が3件。無料の英語訓練と思って引き受けています。

米軍を退役した方々が、米国の退役軍人省に自分の病気が任務に依るものであることを認めて、その補償金や年金を支払ってほしいという場合、この検診が退役軍人省に申し込まれます。

退役軍人省の下請け会社(テキサス州にある)が、私たち指定医の予約を取り、患者さんの時間ともにアレンジして、実際の検診が行われることになります。

被検者の在任中のすべての医療記録はヒューストンのコンピュータにあります。まず、それをパソコンでダウンロードして読み、過去にいつ、何の診断が付けられていたかを拾い出さねばなりません。

次に、今回の申請者は何を訴えているのか(例えば眼の痛みとか?視野欠損とか?)を確認し、その発生時期と経緯を自分なりに明らかに記載します。

その後、視力、視野、細隙灯、そして眼底(写真も)の確認をします。検診作業自体は日常の診療と変わりません。

結果は、白地の紙に記入してゆくのではなくて、先ず「すべて正常」というパターンを示すボタンを押して入力してから、所見の有るところを改変してゆくのです。

米国のVAS社には、日本語のわかる秘書が常時いて、こちらから電話すると、真夜中のはずですが残っていてくれて、私からの質問に答えてくれます。

例えば、先日の私の質問は、膨大なPDF記録の中から、目に関する記載が何処にあるのかをどうやって探すのか?と、聞きました。「コントロールF」を押し、「eye」と入れると900ページものPDFの中にあるすべての「eye」という単語を黄色に変えてくれ、次々に他科の記録を飛ばして、その在りかをオレンジ色に変えて教えてくれるといった風です。

これとは別に、最終的な報告書の下書きを作成する専門職の秘書がいて、つじつまの合わないことを答申すると、「ここはこう直してよいですか」と、数日中に聞いて来ます。

今日は、昨年も来てくれた同じ患者さんいたので、医療記録の中に私のサインのついた昨年の報告書がありました。このような形で最終報告書が出されているのか?とみることが出来て、まことに感心しました。

日本に在住している退役軍人は元の職場で有った基地の近くの町に住んで英語教師などの仕事をしていたり、軍属(シビリアン・コントラクター)として基地で前と同じような作業を仕事としていたりしていることが多いようです。


Categorised in: 清澤眼科医院通信