好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(指定難病45)(チャーグ・ストラウス症候群)とその眼症状 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 はアレルギー性肉芽腫性血管炎(allergic granulomatous angiitis:AGA)あるいはチャーグ・ストラウス症候群(Churg Strauss syndrome:CSS)と呼ばれてきた血管炎症候群で、大学病院の神経眼科眼科外来では上強……
ぶどう膜炎診療のアップデート 第5回江東区医師会眼科医会学術講演会 東京医科歯科大 眼科 鴨居功樹 先生 清澤のコメント:本日は、東京医科歯科大学の後輩にあたる鴨井先生に上記のテーマでのお話を伺いました。お話のレベルは高いが、各項目は理解可能な講演でした。その聴講印象記です。少しでも自分の記憶にとどめようとメモを取ってみました。章立てを勝手に立ててしまっていますので、後から講師……
急性前部ぶどう膜炎(AAU)とは、 (図の出典) 久方ぶりにAAUを考えるケースです。前回の記載(2010年08月16日 1596 急性前部ぶどう膜炎(AAU)とは、)をたどって加えるべき内容も考えます。 ---- 急性前部ぶどう膜炎(AAU)の特徴をおさらいしておきます。 急性前部ぶどう膜炎(acute snterior uveitis:AAU)は片目に突然発症する、繊維素(フィブリン)……
非感染性ぶどう膜炎- 新たな治療選択肢としてのアダリムマブ(ヒュミラ®)竹内大(防衛医大)、岸本暢将(聖路加免疫リウマチ)のランチョンセミナーを聴きました。 昨日から開催されているのが、フォーサム2018東京(眼科4学会連合会)です。今日は秋葉原で新人の視能訓練士たちへの講習の講義を済ませてから急遽新宿に向かいました。飛び込んだのがこのランチョンセミナー。 ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗……
自然炎症と眼疾患 園田康平教授 九州大 山口大学教授を経て九州大学教授に就任されて、今売れっ子の園田康平教授のお話を伺いました。近々行われる日本眼科医会第75回生涯教育講座では、「炎症を制すれば眼病を制す」もオルガナイザー園田康平先生の下で、2018年7月7-8日に東京講座が行われます。 まず自然免疫というのは好中球で起こされて、多くの共……
2017年5月25日 「風俗店に出入り」でピンと来た!…謎の視力低下、梅毒が原因 神経眼科医清澤のコメント: ◎米国ではHIV感染者に梅毒が多いという話を研究室の同期生が発表していました。 Becerra LI, Ksiazek SM, Savino PJ, Marcus DK, Buckley RM, Sergott RC, et al. Syphilitic uveitis in huma……
参天製薬、非感染性後眼部ぶどう膜炎を対象とした第III相試験SAKURAの速報結果について (2016.11.29 16:38) 参天製薬株式会社は、大規模グローバル臨床開発プログラムSAKURA(Sirolimus study Assessing double-masKed Uveitis tReAtment:日本語名「(3用量)硝子体内投与における活動性の非感染性後眼部ぶどう膜炎に対す……
眼炎症疾患 ~アレルギー性結膜疾患とぶどう膜炎~ 高知大学医学部眼科学講座 教授 福嶋敦樹先生の話を聞きました。 葛南地区眼科勉強会 2016年3月11日 浦安ブライトンホテル の清澤の聴講印象記です。 --- ◎免疫の基本 一次防衛に関わる補体の働き リンパ球の中にはTリンパ球があり、それにはさらに、ヘルパーTセル(インターロイキン4などのサイトカインを出してB細胞などを助ける)とキラーT……
3990 「細隙灯顕微鏡所見から考えるブドウ膜炎の鑑別診断」、後藤浩先生のお話を聞きました。東京眼科アカデミー 昨日と今日は、永田町で第6回東京眼科アカデミーを聴講してきました。 普段の診察時にここまできちんとした観察が出来ていればまた診療のレベルもアップしていただろうと思われるような良いお話が続きました。 まずは角膜構面沈着物の診かた、後藤浩先生のお話です。題して「細隙灯顕微鏡所見から考える……