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2019年9月6日

11054:多くの場合は良好な視力におわる小児水晶体切除術:記事紹介

清澤のコメント:本日のAAOニュースレターには小児白内障手術の現況がレポートされています。JAMAOphthalmologyの原著はhttps://jamanetwork.com/journals/jamaophthalmology/article-abstract/2733453 2019年8月22日 作成者:Rahul Bhola MD JAMA Ophthalmol. 2019;137(7):817-824. doi:10.1001/jamaophthalmol.2019.1220

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この研究では、小児白内障手術の1年後の視覚的転帰と合併症について説明しました。

研究デザイン:研究者は、61の小児眼科診療施設で880人の子供(1,132目)を前向きに追跡しました。小児は、IOL移植の有無にかかわらず、少なくとも片方の眼で水晶体切除を受けた時点で13歳未満でした。すべての子供は、手術後15か月以内に追跡調査されました。レンズ手術は、362人の子供(41.1%)では両側性であり、518人の子供(58.9%)では片側性でした。 IOLがすべての眼の60.2%に埋め込まれました。

成果:この研究では、偽水晶体眼の視力は20/16から20/800未満まで幅広く、患者の35.5%が年齢範囲の正常値に達成しました。 20/50以上の視力は、両側の偽水晶体眼の82%で、片側の偽水晶体眼では52%で達成されました。両側の偽水晶体眼では、平均視力は年齢が高いほど良好でした。無水晶体眼の中では、42.2%が年齢での正常値を達成しました。

弱視は小児の51%で見られ、発生率が最も高いのは片側性無水晶体小児(83.7%)であり、発生率が低いのは両側性偽水晶体児です(22%)。 IOP(眼圧)データを持っている889眼の7.3%でIOPの上昇が観察されました。新しい緑内障関連の有害事象は、目の5.9%で発生しました。視軸の不透明化は、眼の15.1%で発生しました。追加の眼内手術が眼の17%で行われましたが、最も一般的なのは視軸を空けるための処置です。

制限事項:この研究には強固なコホートがありましたが、研究者の裁量により、手術手技と術後管理が決定されました。その結果、データは特定のプロトコルの結果を示すのではなく、実際の経験を表します。視力は、患者の幅広い年齢層のために標準化された手段を使用しては報告されませんでした。

臨床的な意義:この研究では、水晶体切除術はしばしば良好な視力に関連していることが示唆されていますが、この研究では視力は通常よりも低かったです。このコホートでの弱視の発生率は非常に高く(レンズ切除を受けた小児の51%に影響)、適切な術後ケアと弱視の積極的な管理の重要性を強調しています。視軸混濁の管理は、2回目の手術の最も一般的な要因でした。

Visual Acuity and Ophthalmic Outcomes in the Year After Cataract Surgery Among Children Younger Than 13 Years

Disorders | JAMA Ophthalmology | JAMA Network JAMA Ophthalmol. 2019;137(7):817-824. doi:10.1001/jamaophthalmol.2019.1220

Categorised in: 白内障