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2021年1月17日

12579:眼瞼けいれん:オーストラリアでの良性原発性眼瞼痙攣の解説

清澤のコメント:眼瞼痙攣に関する新しい記載が無いかとネット上を渉猟し、オーストラリアの財団の難治疾患を解説したページの中に眼瞼痙攣BEBに関する記載がありましたので、私の持っているオプションを加えて翻訳加筆してここに採録しておきます。別段新しい記載ではなさそうですが新論文検索へのリンクがあります。。

説明

良性の原発性眼瞼けいれん(BEB)は、不随意の筋収縮とまぶたの筋肉のけいれんを特徴とする進行性の神経障害です。それは生命を脅かすものではありません。それはジストニアの一種であり、持続的な筋肉の収縮がけいれんや反復運動を引き起こす運動障害です。

BEBは、時折まばたきや刺激を伴って徐々に始まります。その他の症状には、片方または両方の目の不随意のまばたきや目を細める、目を開いたままにするのが難しくなる、光過敏症などがあります。一般的に、けいれんは日中に発生し、睡眠中に消え、目覚めた後に再び現れます。状態が進行するにつれて、けいれんが激しくなり、まぶたが長期間閉じたままになり、それによって実質的な視覚障害または機能的失明を引き起こす可能性があります。失明はまぶたの制御不能な閉鎖によってのみ引き起こされ、目の機能不全によって引き起こされるのではないことに注意することが重要です。

眼瞼けいれんと混同しないでほしい諸疾患:眼瞼けいれん–上まぶたの浮腫筋の衰弱または麻痺によって引き起こされるまぶたの垂れ下がり(眼瞼下垂)、眼瞼炎–感染またはアレルギーまたは片側顔面けいれんによるまぶたの炎症状態–非ジストニア性の状態で多くの場合にまぶたの動き異常を含む、顔の片側のさまざまな筋肉で、顔面神経の過剰興奮によって引き起こされます。

BEBは男性と女性の両方で発生しますが、特に中高年の女性によく見られます。

対応:

BEBのほとんどの場合、選択される治療法はボツリヌス毒素注射です。これは筋肉を弛緩させ、けいれんを止めます。他の治療オプションには、投薬(薬物療法)または手術が含まれます。

ストレスは、眼瞼けいれんを含むすべての運動障害を悪化させます。一部の患者は、作業療法士によるストレス管理のコースから恩恵を受ける可能性があります。家族や友人からのサポートも重要です。(清澤注:当医院では院長清澤によるボトックス注射と涙点プラグの施術のほかに、目と心の健康相談室担当看護師荒川他によるカウンセリング、臨床心理士による心理カウンセリング治療、神経内科医による内服薬投与などの治療が実際の症例に応じて考えられます。)

予後

ボツリヌス毒素治療により、BEBのほとんどの人は症状が大幅に緩和されます。まぶたの垂れ下がり、かすみ目や複視、目の乾燥などの副作用が発生する場合もありますが、これらの副作用は通常一時的なものです。

詳細情報とサポート

眼瞼けいれんに関する最新の研究論文については、ここをクリックしてください。 (清澤のコメント:これはblepharospasmで引いた医学論文の検索ページでした。2018年-20年までの物が多数ありますから順次訳出してこのブログで紹介いたしましょう)

Vision Australia
4 Mitchell St、Enfield NSW 2136
Tel 1300 84 74 66
www.visionaustralia.org

Blepharospasm Australia –サポートグループ
blepharospasmaustralia.org.au

良性エッセンシャル眼瞼けいれん研究財団(BEBRF)www.blepharospasm.org

レビュー担当者:Dr Victor Fung、MB BS(Hons)PhD FRACP、ディレクター、運動障害ユニット、神経内科、ウェストミード病院、ウェストミード。

免責事項提供される情報は、患者/現場訪問者と彼/彼女の既存の医療専門家との間に存在する関係を置き換えるのではなく、サポートするように設計されています。

ーーー翻訳と加筆は清澤ーーーー

Categorised in: 眼瞼痙攣