お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2019年5月24日

10740:眼瞼痙攣の診断と治療のコツ!山上明子先生聴講メモ:

1, 原因:原発性のほかに薬剤性のものがある。代表的にはベンゾ系で類似のエチゾラムなども。このほかシックハウスやシックビルディングによるものもある。(最初部分聞き落としあり)

2、ボトックス治療:対症治療で有る、効果不十分例もある。有効期間は3-4か月。出血ほかの副作用もある。有効期間が人に依るので不詳。

3、クラッチ眼鏡と遮光眼鏡:クラッチは3000円程度で副作用が無い、その日に試せる。(ビデオ供覧)

4、薬物:抑肝散(抑肝または抑肝散加陳皮半夏:治療初期から)とトリヘキシフェニジル(アーテン:初期には使わない)

5、手術:眼瞼下垂加療は可だが、ボトックスが先。

・患者の反応:痛そう、怖そう、毒素?:クラッチや遮光眼鏡、内服を見てボトックスも可能

・ボトックスは50単位と100単位が有るがほとんどは50単位。50単位を1mlに溶き、0.025mlが1.25単位。0.05mlが2.5単位、0.1mlが5.0単位で有る。

・針は30ゲージか32ゲージ。32ゲージだと抵抗が強く注入時間が伸びる。アイスノン、ペインレステープ、エムラクリームも併用できる。

・初期量各点1.25単位から始めて、皮下に打つ。皺鼻筋、鼻根筋および眼周囲各5か所。(眼窩部眼輪筋は打たない)鼻の横に加える事も。

・クロルヘキシジン消毒。皮膚を引っ張りながら浅く打つ。眉間は深めに。

・初回投与なら1週から10日に一度診る。1月での再診は効果判定に必要。閉瞼力が落ちていなければ次回で増量する。遅れて効く人もいると説明する。2₋3月後には次の施注時期を決める。

・初診問診時の主訴に対して軽快があったかを聞く。まぶしさは?、閉瞼は?そう聞かないと、患者本人が改善に気付いていないこともある。瞬目テストやジストニア程度分類も有効。

・必要なら眉の外上や鼻筋にも追加する。症状に左右差が有るならば、左右差をつけることも可能。美容テープの使用も可能。

・患者さんにボトックスが効いてないと言われたら:一度止めてみて反応を見る。担当医を換えてみる。

・患者の希望で注射量を強くしてほしいと言われたら:増量が良いわけではない、強く打っても長くは効かない。強く打つとむしろ副作用が強い。

・内服薬の併用:抑肝散加陳皮半夏、トリヘキシフェニジル(アーテン)。

・手術:下垂や皮膚弛緩の手術が可能だが、ボトックスはまた打つことになる患者が多い。

・ボトックスに高価なしといわれたら;患者の症状の訴えに共感を示す。他症例での経験を話す。

・初診でボトックスを打てる患者は59.3%。そのうち継続できたのは54%。軽快してしまったものは10.5%、中断した人も多いし、予約キャンセルも多い。

・満足度は症状が軽い人の方が良いので、症状が軽いことはボトックスを始めない理由にはならない。それにしてもボトックスは眼瞼痙攣の対症療法である。

ーーーーーーー

予告:

わかもとの社員の担当者が下のパンフレットを持ってきて、5月24日の夜のWebinarを紹介してゆかれました。

201905231940

眼瞼痙攣の診断は、患者の自覚症状から眼瞼痙攣を疑うところから始まります。他覚的な検査結果では判定できないところが、眼瞼痙攣の診断の難しいところですが、一旦コツをつかんでしまえば道具も機械も使わずに診断できるようになります。また眼瞼痙攣の治療としてはボツリヌス治療ですが、これも満足度を上げるために少しコツが必要です。
今回は眼瞼痙攣の診断および治療 ~私のやり方~をお示ししたいと思います。
是非ご視聴ください。
グラクソ・スミスクライン株式会社
わかもと製薬株式会社

2019年5月24日(金)18:30-19:30

Categorised in: 眼瞼痙攣