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2018年9月20日

10122:インフォームド・コンセントの解説を読みました。

眼科医清澤のコメント:あたらしいブログを始めたので、今後も何か一日一話は記載したいと思います。本日の来訪者はおよそ1000人。従来の清澤眼科医院通信の信者をほぼ引き継げたようで、感謝感激。
 その原理や原則を教えられていてもその完全な施行がむつかしいのがインフォームド・コンセント。ボトックス注射をはじめとする新しい治療を持ち込むときには、その要件や目的を理解して的確な説明を心がけましょう。某社からの医療者向けニュースレターがその解説をしていました。
 これを読んでというわけでは有りませんが、本日は、当院の慣れた看護師Aさんが、初めて施術を受ける薬剤性?眼瞼痙攣でのボトックス希望者に懇切丁寧な説明をしているのを傍から見て、私までが聞きほれておりました。
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●古い言葉の「ムンテラ」とは、本来、医師が患者や家族に対して病状・診断・治療方針・予後などについてわかりやすく説明・理解させ、納得してもらうための「口頭による治療」という意味。しかし、「ムンテラ」で医療従事者が受ける印象では、医師側が想定した治療方針を患者が受け入れてもらうべく上手に説明すること。その説明の上手下手で医療機関側が意図する方向に患者を誘導できるかどうかということ。
●納得と説得
最近は「インフォームドコンセント」という言葉が使用されている。日本語では「医師から十分な説明を受けた上での、患者の自由意思に基づく同意」ということ。インフォームドコンセントは①患者の知る権利と②医師の真実を告げる義務という2つの関係から成り立ち、医師の説明よりも患者の同意、つまり患者の自己決定権のほうに重点が置かれた意味であるとこのレターは説く。
インフォームドコンセントにより医師が真実を告げる義務とされるものには:①病名や病状の診断内容、②予想される検査や治療方法の目的や内容、③その具体的な必要性と実施に伴う危険性、④実施した場合の成功率、⑤説明された方法以外の治療方法の有無、⑥説明を受けた治療方法や内容の治療を希望しなかった場合の予後なども含まれる、と。
これらの説明義務を怠って実施した場合、説明義務違反に問われることになるとともに、 患者の同意を得ていないことから違法な医療となる。また、一方的に医師が説明を行うも、患者がその内容を十分に理解しない状況で治療を行った場合には、結果の善し悪しは別として専断的医療と見なされることもある。:とのこと。
このニュースレターの結論は、「インフォームド・コンセントは患者の病気を患者自身が理解し、医師と信頼関係を構築してともに治療に積極的に取り組むためにも重要であるということを医師自ら自覚・認識し、日々の診療に生かしていく必要がある」といっていました。全くご尤もです。

Categorised in: 眼瞼痙攣