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2018年3月17日

9689:眼瞼痙攣の治療 :新しい世界の趨勢 清澤源弘

眼瞼痙攣の治療 :新しい世界の趨勢 清澤眼科医院 清澤源弘

2018.3.17 眼瞼けいれん・片側顔面けいれん患者友の会でわたくしがお話した内容のハンドアウトです。

1、はじめに:眼瞼痙攣治療:ボトックス(BTX)注射を第一選択とし、遮光眼鏡処方、クラッチ眼鏡、ドライアイ治療(点眼とプラグ)、テープ貼付、漢方薬を含む内服薬の処方を併用。コントロール困難例に眼輪筋切除。2次的眼瞼下垂を生じた例では挙筋短縮も併用。

 

2、新しい外科的治療を求める声:それに答える論文も国内外から発表されている。

 


3、その様な論文の紹介も含め、世界の眼瞼痙攣治療をレビューする。


4、片側顔面痙攣の治療は?:外科的減圧は、片側顔面痙攣の第2選択。圧縮血管と顔面神経との相互作用に直接的に対処。MVD(微小血管減圧術)に肯定的結果。 


5、眼瞼痙攣の治療は?眼瞼痙攣への外科手術介入は重大な機能障害を伴うBTXないし医療管理に不応性の患者のみ。


6、外科手術介入の目標は?1)痙攣の重症度の軽減、2)機能的および美容的改善、3)BTXの投薬量減少


7、① 眼窩部眼輪筋を含む眼筋切除術:眼窩部眼輪筋切除術。完全な筋切除術。2段階に6カ月間隔で計画。約90%が視力障害改善。33%が完全な症状改善。ドライアイ改善93%、羞明改善98%。


8、② 新たな治療法:深部脳刺激(DBS):深部脳刺激がBEB患者に有益。 両側内淡蒼球刺激の報告は、15ヶ月で改善が87.5%。


9、最新の原著:女子医大堀沢らの16例。46歳、平均スコア改善 GPI DBSは、原発性全般性ジストニアの確立された治療法。


10、もう一つの原著:震顫とその他の過動症 カリフォルニア:動画


11、③ 経頭蓋磁気刺激:補足補助運動領域および前帯状皮質における皮質興奮性を減少させる。 TMSはメイジュ症状を改善する可能性がある。


12、④ ドキソルビシン化学療法:抗がん剤アドリアマイシンの筋毒性で筋を殺す方法の提唱が有る。


13、結論:眼瞼痙攣治療の主流:ボトックス注射と、難治性症例における外科的眼輪筋切除術。片側顔面痙攣は、ボトックス注射と顔面神経減圧術。片側顔面痙攣治療の未来:合併症を最小限に抑え、①神経血管圧迫の最先端イメージング、②電気生理学的技術で直接的アプローチ。眼瞼痙攣の未来: ①深部脳刺激、②経頭蓋磁気刺激、③新規薬剤治療が生きる可能性

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清澤注:自宅パソコンには質疑応答の記事が残っておりませんでしたから、答えに当日のお話での訂正部分としてに手も加えて、近日掲載します。

Categorised in: 眼瞼痙攣