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2017年9月30日

9227:「眼科疾患におけるボツリヌス治療」木村亜紀子先生:聴講印象録

9d60d0e1-s「眼科疾患におけるボツリヌス治療」木村亜紀子 兵庫医科大学眼科 聴講印象記です

◎眼瞼痙攣と片側顔面痙攣については、長期投与例において、「投与間隔が延長傾向にあり、総投与量は増加しており、投与部位に工夫がなされていた。」というお話でした。私も、顰め面の強い例での投与部位の工夫として、鼻翼や鼻筋にもボトックスを置くやり方を三村式と名付けて見習っています。今後も針や注射部位などに一層の工夫をしてみようと思います。痛み止めではエムラクリーム(http://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00060243)を塗って(場合に依ってはサランラップを掛けて待たせて)ボトックス注射をすれば痛みは軽減できると発表されていました。私たちはアイスノンで冷やすことなども行っています。

◎斜視治療では麻痺性で水平性斜視のある眼筋麻痺症例が比較的良いようです。外来の合間に施術するには困難が多いかと思い、当医院ではまあ施術に至りませんが、将来的には取り入れられなくもない治療法かと思いました。筋電図針とボトックス薬液注入針を兼ねたデスポ製品がフロアに展示されていました。これは、5000円ほどもするそうです。

抄録:
S5-2 眼科疾患におけるボツリヌス治療
木村亜紀子 兵庫医科大学眼科
眼科で行われているボツリヌス治療は、主には眼瞼痙攣、片側顔面痙攣が対象であり、有効な治療法として継続して行われている。特に、当院で行った調査では、10年を超える長期例において、投与間隔が延長傾向にあることが分かった。ただし、総投与量は増加しており、投与部位に工夫がなされていた。一方、眼科領域では斜視に対するボツリヌス治療が2015年6月に承認され、眼科専門医を持ち講習会を受けた医師により施行されるようになった。当院では100例を超える斜視症例に対しボツリヌス治療を行ってきた。輻輳痙攣や急性内斜視に対し良好な結果が得られている。これらの新しい治療法の、現在の状況についても報告する。
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追記
日本ボツリヌス治療学会学術大会(東京コンベンションホール)の2日目は、昼過ぎから代議員会があり、その後で、「様々な疾患への応用(医師の裁量)」というシンポジウムがありましたのでその講演を拝聴してきました。
代議員会では、今回は参加者が多かったことと、会費未納者がそれなりにあることが話されました。会の興隆のためには、若い血の会員の参加が望まれます。

昨年は私がシンポジウムで話しました(2016年09月27日

8170: ボツリヌス毒素 治療の始め方 スライド一覧:https://www.kiyosawa.or.jp/archives/54674674.html)が、もう一年たってしまったか?というのが、正直な感想です。


Categorised in: 眼瞼痙攣

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