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2017年9月29日

9222:ボツリ ヌス毒素治療と脳機能変化: JBT学会自己演題

第4回日本ボツリヌス治療学会学術大会 プログラム表紙o ボツリヌス毒素治療と脳機能変化

 

○鈴木幸久1,2,3)、清澤源弘2,4)、若倉雅登 5)、 石井賢二3),

1) JCHO三島総合病院限科、2)東京医科歯科大学眼科、 3)東京都健康長寿医療センター研究所神経画像、4)清澤眼科医院、5)井上眼科病院

 

ボツリヌス毒素治療と眼瞼痙攣患者の脳機能との関連について講演する。本態性眼瞼痙攣患者37例 に対し眼輪筋へのボツリヌス毒素注射を施行し、各症例の症状改善度により 、完全抑制群と不完全抑制群とに分類した。ポジトロン断層法(PET) 18F―フルオロデオキシグルコース(FDG)を用いて、全症例の安静時脳糖代謝を測定し、健常群38例と比較した。完全抑制群では、視床のみに糖代謝亢進がみられたが、不完全抑制群では両側視床のみ糖代謝克進がみられたが、不完全抑制群では両側視床に加え、橋、小脳の糖代謝克進がみられた。橋および小脳は、不完全抑制群でのみ克進がみられ、不随意運動による二次的な変化を反映していると推測された。眼瞼痙攣では、基底核―視床一大脳皮質回路の賦活化がおこっているとの仮説があり、視床は完全抑制群においても糖代謝克進がみられたため、眼瞼痙攣の病因のひとつである可能性がある。


神経眼科医清澤のコメント:今回ご指名を受けてわたくしたち医科歯科大の研究グループから鈴木幸久君がお話をしてくださいました。ボツリヌス毒素治療の有効性と患者の脳局所糖代謝の関係を分析して話してくれました。結果は、ボトックス治療の効果の有った例では、脳幹から小脳にかけての高い糖代謝が消失しているということの様でした。どちらの群も共通に視床に糖代謝亢進が共通していたそうです。このプログラムが引用可能な文献ということになります。

文献:鈴木幸久、清澤源弘、若倉雅登、石井賢二、ボツリヌス毒素治療と脳機能変化、日本ボツリヌス治療学会雑誌 3:p26,2017.

第14回日本ボツリヌス治療学会学術大会 ボツリヌスによる治療革命 -現状と未来- 

2017年9がつ29日-30日、東京コンベンションホール



Categorised in: 眼瞼痙攣

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