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2017年4月26日

8798:「目と心の健康相談室」を利用した患者の実態報告 (荒川和子ほか)

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眼科医清澤のコメント:視機能看護学会抄録です。今年も視機能看護学会に抄録が提出できました。これはまだアプライした段階での抄録ですが、目と心の健康相談室が、こんな風に順調に育っているというようにご理解ください。入会いただいてご利用願った患者さんが、週にほぼ一人程度ということですね。

8798:「目と心の健康相談室」を利用した患者の実態報告
○荒川和子1,2,3) 小町祐子2) 大音清香3) 清澤源弘2,3) 若倉雅登1,3)

【背景と目的】
眼科では難治性の眼疾患やロービジョン等多愁訴を持つ例があり、神経眼科的、心療眼科的アプローチが必要となる。しかし、物理的に限られる診療時間だけでは患者の望む医療を提供することは難しい。そのため、その受け皿として眼科医と看護師による「目と心の健康相談室」(以下、相談室)を外部機関として立ち上げた。
今回、眼科通院中で相談室を利用した患者の相談概要を分析したので報告する。
【方法】
2015年4月~2016年12月に相談室を利用した患者37名(男8:女29)の相談記録を分析した。
【結果】
相談者の平均年齢は51.8(±18.6)歳、相談回数は平均9回だった。目を開いているのが辛い、目が痛い、眩しい等眼瞼痙攣に付随する症状についての相談21例の他、遺伝疾患や術後不適応に関する相談があった。相談者は不安や辛さを聞いてほしいと望み、症状軽減のための情報や助言を求めていた。これに対する支援として、心療眼科的な助言を28名、補装具使用等の情報提供を19名、セカンド・オピニオンへの誘導を10名、患者会の情報提供を12名に行った。相談を継続することにより「病気との付き合い方を知り完璧を求めすぎている自分をセーブできるようになった」、「心を寄せてもらえて安心できた」などの意見が聞かれた。
【考察】
専門職者による相談室を利用してもらうことは患者の疾患理解を促し、病気との付き合い方を知るための1つの選択肢となり得る。

Categorised in: 眼瞼痙攣