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2016年9月28日

8172:ボツリヌス毒素治療の始め方「眼瞼痙攣・片側顔面痙攣」:学会抄録から

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ボツリヌス毒素治療の始め方「眼瞼痙攣・片側顔面痙攣」:第3回日本ボツリヌス治療学会学術大会の学会抄録から

『ボツリヌス毒素治療の始め方「眼瞼痙攣・片側顔面痙攣」
○清澤 源弘

清澤眼科医院、東京医科歯科大学

 眼瞼の攣縮にはボツリヌス毒素療法が最も有効です。原発性および薬剤性の眼瞼痙攣と片側眼面痙攣が含まれます。患者の多くは開瞼維持困難、乾燥感、羞明、瞬目過多等を訴えます。患者の表情を見て、眼瞼痙攣の有無を考えます。涙液メニスカスとシルマーテストでドライアイ合併も見ます。若倉雅登の提唱した眼瞼けいれん自己診断表(治療前用)を埋め、10点中2-3点以上なら眼瞼痙攣とします。陽性なら、軽瞬、速瞬、強瞬の可否を各3点、全体を0から9点の10段階に分けます。問診では服薬歴、眼瞼下垂手術歴や ボトックス投与歴の有無も聴きます。患者が医師に批判的な場合もあります。痙攣の強さを考慮し、少なすぎぬ量を30ゲージ針で素早く投与します。圧迫止血は慎重に行い、初回投与なら翌日、翌週、翌月の来院を指示します。自信を持った態度での施術を身に着けることが必要。①適応、②開始時期、③初期投与量、④施注部位、⑤説明ポイントを述べます。』

 以上が今週金曜に行われる第3回日本ボツリヌス治療学会学術大会でのわたくしのシンポジウム演題の抄録です。ようやく、夏休みの宿題から解放される小学生の気分です。

 今回の発表では最近の患者さんの特徴を高橋さんはじめ当院の視能訓練士諸君が患者さんのカルテから調査してくださり、スライド作成ではこれも視能訓練士の小町さんが見やすいスライドになるように腕を振るってくださいました。
当日、ハンドアウトとしてスライドを会場でお配りすべく150部を今朝までに用意できました。

もし10分ほどの時間がいただければ、10月15日の眼瞼・片側顔面けいれん患者友の会でもこのお話を披露したいかと思っています。

Categorised in: 眼瞼痙攣