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2021年3月23日

12724:放射状角膜切開術の合併症とは

清澤のコメント:レーシック手術が広く行われるようになる以前に、近視矯正手術として行われたていたのが、放射状角膜切開術でした。角膜周辺から瞳孔のやや外側程度まで角膜に表面側から放射状の切込みが8本程度入れられています。その切開方向や長さなどで、乱視矯正まで行おうとしていたようです。新しくこの手術を受けた患者さんを診ることは今はまずありませんが、以前にこの手術を受けた患者さんを最近になって拝見することは今でもあります。放射状角膜切開術の合併症について調べたら、コロンビア大学のページに以下の記述がありました。最近診たある患者さんが、現在は明るい部屋での作業を好んだのは、明るい光の下で小瞳孔にすることで、角膜中心部からの入射光だけを使うことを好んだからかもしれません。

大阪府眼科医会のページによれば、「近視を手術で治療しようとする試みは、1940〜1950年代に日本で始められ(佐藤手術)ました。術後数年で角膜が白く濁る水疱性角膜症という難治の合併症が多数出現したため、日本では近視手術はされなくなりました。1970年に、旧ソ連でフィヨドロフという人が、少し方法を変えて、角膜の前面を放射状に切開して近視を治す手術を始め、爆発的に欧米で行われました。日本では以前の経験から一部の施設のみで行われましたが、やはり手術時の角膜穿孔、手術後の角膜混濁や感染などの合併症が認められ、最近では行われなくなりました。こういった手術は、直接角膜にメスを入れる手術でした。

これらの手術に変わって登場したのがレーザーを使っての手術です。1985年頃よりエキシマレーザーを使って行うレーザー角膜切開術が開始され、日本では1993年より臨床試験が始まり、1998年から角膜混濁などの病気に対する切除が認められ、2000年から近視に対する手術が認められるようになりました。これは角膜中央部を、レーザーを照射することによりすりばち状に切除する手術です。痛みを伴う欠点があり、さらに進歩したレーシックと呼ばれる手術が考案されました。」

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光学ゾーンを横切る切開の大きな穿孔および拡張は、シアノアクリレート接着剤で処理されます。

放射状角膜切開術は軽度から中等度の近視を矯正するための屈折矯正手術手順(2〜5 D)です
その原理は:一連の放射状の角膜切開を作成します。
これらの切開は角膜構造を弱め、中央周辺角膜のわずかな膨らみを誘発し、それに伴って中央光学ゾーンが以前よりも平らになります。

外科的合併症には以下が含まれます:
マイクロパーフォレーション(微小な穿孔)、眼内感染、内皮損傷、角膜代償不全、虹彩または水晶体損傷、および不規則な乱視の誘発につながる可能性のある全層角膜穿孔
手術創の偏心
手術ノモグラムの誤った使用
光学ゾーンへの切開の不注意な拡張

術後の問題には以下が含まれます:
眼の痛み、まぶしさ、光恐怖症、視力の質の低下、および最良の矯正視力の喪失の症状
不規則な乱視
コンタクトレンズのフィッティングの問題
二次創傷ギャップで切開を埋める上皮プラグの形成
創傷治癒の遅延を伴う感染症
傷跡
輪部血管新生

管理:
穿孔が広範囲で非自己密封性(マクロ穿孔)である場合は、眼の完全性を回復するために縫合する必要があります。
眼鏡矯正やコンタクトレンズなどの非外科的治療に適さない視覚機能の低下は、以下で外科的に治療することができます。
エキシマレーザー光線療法治療
レーシック
全層角膜移植

Categorised in: 角膜疾患