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2020年9月7日

12239:膠様滴状角膜ジストロフィでの治療用ソフトコンタクトレンズ装用時における細菌性角膜炎:前野紗代ほか論文紹介

清澤のコメント:膠様滴状角膜ジストロフィという疾患、見たことが有るような無いような疾患です。その細菌感染症を扱った論文がコンタクトレンズ学会に出ていましたので読んでみました。日コレ誌61:124-131、2019です

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膠様滴状角膜ジストロフィでの治療用ソフトコンタクトレンズ装用時における細菌性角膜炎:前野紗代、辻川元一ほか:大阪大学大学院医学系研究科脳神経感覚器外科学(眼科学) の抄録

2002年~2018年の間に大阪大学医学部附属病院眼科に通院した膠様滴状角膜ジストロフイ(GDLD)連続症例22例44眼の治療用ソフトコンタクトレンズ(SCL)装用と綱菌性角膜感染について後ろ向きに検討した。平均12.1年の経過観察期間中SCL装用下で細菌性角膜感染または感染疑い眼は16.7%(7/42眼)で全7症例に角膜移植の既往があり、感染発症時ステロイド・ニユーキノロン系抗菌薬点眼使用中であった。全例保存的加療でコントロール可能であり、感染による角膜穿孔や治療的角膜移植の行われた症例はなかつた。角膜擦過培養では起因菌不明が多く、次にCorynebacterium speciesが検出された。GDLD(膠様滴状角膜ジストロフイ)眼では角膜移植後のステロイド点眼継続やバリア機能不全のため,SCL装用で感染性角膜炎のリスクはあるがコントロール可能であり、治療効果を考慮すればSCL装用は有効な治療手段である。

(日コレ誌61:124-131,2019)

キーワード:膠様滴状角膜ジストロフィ,治療用ソフトコンタクトレンズ,細菌性角膜炎, コンタクトレンズ合併症

Categorised in: 角膜疾患